・WATERMAN メトロポリタン エッセンシャルのはなし
何本か持ってますが、今日はその中でもWATERMANのメトロポリタン エッセンシャルの話です。 WATERMANと言えば、現代の毛細管現象を応用する原理の万年筆を開発した人の会社として有名。 フランスのメーカーというだけあって、デザインもおしゃれです。(値段もそれなりにするけど...) 僕が買ったモデルはメトロポリタン エッセンシャルというモデルで、 一万数千円と、同社の中では比較的安め(それでも高いけど) 万年筆のペン先には金と鉄の2種類が主に使われていますが、このペンのペン先は鉄製です。 このペンのいい所はやはり質感とデザイン。 軸、キャップの部分は真鍮で出来ており、金属のしっかりとした質感があります。 デザインもスタイリッシュでかっこいい! 残念な所は、細身なところとグリップ部分の素材。 細いので持ちにくい上、グリップ部分が非常に滑りやすい樹脂素材なので、 手汗をかいてたりするとかなり滑ります。 書き心地は非常になめらかで気持ちいいですが、滑らかすぎるのとペン先が固いのとで、 漢字のとめはねはらいの表現は難しいです(僕の字が汚いのもありますが) 僕は細字(F)を買いましたが、海外メーカーの細字は国産メーカーの中細~中字 くらいと良く言われる通りで、細字かと言われると微妙なところ() インクの出は割と控えめですが、かすれなどもなく筆記に丁度良い量です。 標準添付の黒インクの色は真っ黒というよりは夕方と夜の境目のような黒色です。 炭のような黒さはありません。個人的にはミステリアスブルーがお勧め。 優雅な青色で非常にきれい。ちなみにインクには耐水性はほぼありません。 この万年筆について僕なりにまとめるとすれば、 英文主体で使う場合やアクセサリーとして身に着ける場合はお勧めですが、 日常的に漢字を書いたりする用途には向いていないかと思います。 |
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